保健所の許可を受けていないのに客に飲食物を出したとして、愛知県警は30日、名古屋市中区千代田4丁目の喫茶店「Z(ゼット)」を食品衛生法違反(無許可営業)の疑いで家宅捜索し、店長の男(57)ら2人を同容疑で現行犯逮捕した。同店は客同士で性行為を見せ合うことなどを目的にした「カップル喫茶」で、客の男女6人を公然わいせつの疑いで逮捕。店長らを同幇助(ほうじょ)の疑いでも調べる。 1990年代に「新風俗」として急増したカップル喫茶は、警察に摘発されて下火になったが、近年はマンションを借りて営業する店が増えている。同店も住宅街のオートロック式マンションの6階にあり、表向きは住宅だったが、携帯電話やパソコンのサイトを開設して客を集めていた。 中署の発表では、同店は中保健所の許可を受けずに、客に飲み物を提供した疑いがある。サイトには店の詳しい住所を示さず、一見の客には電話をさせて店まで誘導。店内の様