6人が520日間過ごした「火星500」の施設=モスクワ、日吉健吾撮影火星に着陸する宇宙船の想像図=スペースX社提供 月に次ぐ有人宇宙探査の行き先として検討されている火星。片道8カ月ほどの遠い道のりは、宇宙飛行士の心や身体に大きな負担をかけることがわかってきた。一方、行ったままにすることで移動に伴う技術的なハードルを下げた「火星移住」の構想も、欧米で相次いで発表された。 ■睡眠時間増え、放射線の影響も懸念 「宇宙船」の中で過ごすうちに運動機能や眠りの質が落ち、体内時計のリズムも乱れてしまう。ロシア宇宙庁や欧州宇宙機関(ESA)などが火星飛行を想定して行った520日の「密室」生活実験で、こんな結果が得られた。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら関連記事「火星に人」