わたしはコンビニの24時間営業を防犯的には75%支持し、防災的には95%支持する。 7月7日から開催される洞爺湖サミットに向けて、省エネルギーの観点から24時間営業の是非が話題になっている。最近、深夜営業規制を表明した地方自治体があるが、実に近視眼的な対応で、後できっと後悔する間違った判断である。それはなぜか。 我が家は「かけこみ110番の家」になっている。子どもや女性が、危険を感じたり具合が悪くなったりして助けを求めてきたときに、保護をして警察や消防に連絡する役割だ。 これまでのところ、かけこんで来た人は皆無である。ただし、大型犬のゴールデンレトリーバーが数回かけこんで来た。初めて迷い込んで来たときに、牛乳とパンを大盤振る舞いしたら、それに味を占めて飼い主宅からすきを見て忍び出てくるようだ。 「かけこみ110番」のボランティア活動には、個人に加えて、地域のコンビニエンスストア、ガ
「サマータイム」という言葉を聞いたことのある読者は少なくないと思う。これは昼間の長い夏季に時計を1時間早める習わしのことで、欧米を中心に世界のいろいろな国々で導入されている。夏は日が昇るのが早いので、時計もその分早く進めてアフター5を有意義に過ごそうというわけだ。 ここ数年、政財界を中心にたびたび「日本でもサマータイムの導入を」という話題が上がり、そしてその都度立ち消えになっている。最近では今年(2008年)6月9日、自民党が政調全体会議を開いた。サマータイム法案の扱いを谷垣禎一政調会長に一任することに決めたのである。これはもう「日本でサマータイムは実現しない」とイコールだ。 何しろ谷垣氏といえば、大蔵省時代から「(財政再建と増税以外は)ミスターやらない派」の名前をほしいままにしていた人物である。彼に一任となれば、サマータイムが導入されることはないと見たほうが正しい。せっかくサマータイ
文=田中 栄、馬渡 晃 各国で始まった「穀物ナショナリズム」 穀物の需給逼迫を受けて、各国では輸出規制が相次いでいる。インドでは「インフレ抑制」を理由に、コメ、小麦、乳製品、タマネギの輸出禁止を実施している。当初2007年2月から1年間としていた小麦の禁輸措置は無期限へと延長した。ロシアは新たに大麦と小麦に「輸出税」を導入、小麦については全面的な輸出禁止を検討しているとのことである。ウクライナやセルビアは、輸出割り当て枠を設定、アルゼンチンはトウモロコシや小麦などの輸出を規制している。 特に日本にとって食料輸入で世界第2位である中国が方針を一変させたことに注目すべきである。中国は2007年12月に穀物の輸出優遇制度を廃止し、さらに2008年1月からは小麦、トウモロコシ、コメ、大豆など穀物と穀物製品に輸出関税をかけた。「輸出を奨励して外貨獲得を最優先する」という従来の方針を180度転換
ジョンソン・エンド・ジョンソングループは6月5日、泉ガーデンギャラリーにて、ダイバーシティーに関するカンファレンス「WLI(Women's Leadership Initiative)」を開催した。同グループはジョンソン・エンド・ジョンソンほか3社で構成され、さらに同社は3カンパニー制になっているが、カンファレンスはこれらの合同・社内向けイベントである。「女性営業の活躍を妨げるものを探る~『女性は営業に向かない』は、思い込み!? あなたの思い込みを暴きます~」と題して、講師による講演とワークショップを行った。 会場には各グループ会社から、23歳~60歳までの148人の社員(男性64人、女性84人)が参加した。男性参加者が4割を超えているのは、カンファレンスが女性の営業とその上司(男性が多い)を対象としているためだ。出席者は4~5人ずつ約30グループに分かれ、それぞれのテーブルに所属会社、役
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