幻冬舎から創刊された雑誌「ゲーテ」が面白かった。 スティーブ・ジョブズについて載っているので買ったのだが、村上龍の「無趣味のすすめ」という短文にずいぶん刺激された。特に次のような言葉。 現在まわりに溢れている「趣味」は、必ずその人が属す共同体の内部にあり、洗練されていて、極めて安全なものだ。考え方や生き方をリアルに考え直し、ときには変えてしまうというようなものではない。だから趣味の世界には、自分を脅かすものがない代わりに、人生を揺るがすような出会いも発見もない。心を震わせ、精神をエクスパンドするような、失望も歓喜も興奮もない。真の達成感や充実感は、多大なコストとリスクと危機感を伴った作業の中にあり、常に失意や絶望と隣り合わせに存在している。 つまり、それらはわたしたちの「仕事」の中にしかない。 引退者がよく言う「趣味を探す」という言葉に常に違和感を持っていたが(趣味はわざわざ探すものではな
「スウェーデンの最大の外貨収入源となる産業は何だと思いますか?」 過日、聖心女子大学で開催された講演の壇上から、モハメッド・チャイブ教授(ヨンショーピン大学教授/スウェーデン全国生涯学習センター「ENCELL」所長)は聴衆に問いかけた。 誰もがボルボやエリクソン、エレクトロラックスといった企業名を思い浮かべた時、意外な正解が明かされた。 「スウェーデン最大の外貨収入源は音楽産業なのです」 確かにスウェーデンポップスは1970年代にアバの大ヒットがあっただけでなく、独特で新鮮なイメージを世界に発信しているし、最近のミュージカル映画でもアバ人気は再燃している。それに、北欧のジャズシーンは世界の注目を浴びて久しい。教授は、欧米のミュージシャンがスウェーデンで行うPV撮影による収益も膨大だと言う。 「工業社会」から「知識社会」へ 「重工業は国を代表するイメージが強いですが、企業が大きくなれば工場を
「昆虫のおもしろさはその多様性にある」 多様な昆虫の世界と、その地域に生きる昆虫たちと一体となった自然の姿を紹介する。 続きはこちら
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