バレンタインデーに贈るチョコレートの収益で、がんや白血病に苦しむイラクの子どもたちを支援する「チョコ募金」に、「日本イラク医療支援ネットワーク」(東京都豊島区、代表=鎌田實・諏訪中央病院名誉院長)が取り組んでいる。 同ネットは、イラク戦争などの影響で保健行政が停滞し、適切な医療を受けられないイラクの子どもたちを支援するために2004年に発足。気軽に支援の輪に加わってもらえる方法はないかと考え、05年末からバレンタインに贈られる“義理チョコ”を利用した募金を始めた。 インターネットと電話による募金は1口2000円。「六花亭製菓」(北海道帯広市)のチョコ10枚入りの缶4個と、イラクの子どもが絵を描いたカードが送られる。昨年は約3800万円分の薬や医療機器をイラクに贈った。