時折言葉に詰まり、目を潤ませながら会見する日本プロ野球選手会の新井会長4月12日に開幕することを発表した新純生セ・リーグ理事長 プロ野球の開幕日問題が24日、ようやく決着した。セ・リーグがパ・リーグと同じ4月12日まで延期し、電力事情が厳しい東日本でのナイターを4月いっぱい見送る決断をしたことに、選手の間にも安堵(あんど)の表情が広がった。 一貫してセ・リーグの方針に反対してきた日本プロ野球選手会。新井会長(阪神)は「大きな決断をしていただき感謝している。選手会、ファンの声が届いた」と歓迎した。連戦が増えたり、シーズン終了が遅れたりする可能性もある試合日程については「(12月になっても)やりとげる。12球団の選手会で確認している」と語った。 球団側で最初から早期開幕に反対の立場をとったのは6球団のうち横浜だけだった。震災や計画節電の影響などから横浜スタジアム(横浜市中区)での試合開催