個性はビジネスでは得か、損か? 強烈な個人は組織では潰されるのか? 多くのビジネスマンに支持されている書籍『おれが浮いてるわけがない。』(五十棲剛史著)の著者で船井総合研究所常務が個性とビジネス・組織について赤裸々に語る。周囲から“浮いてしまう”ほど強い個性ながら、他人の10倍稼いできたコンサルタントが考える、いまの時代のビジネスマンの在り方とは? 日本人は、世界的に見ればかなり浮いているのではないだろうか。 車が来ないにもかかわらず、律儀に信号を守る。海外から来た人は、電車が3分おきに時刻表通りに走っていることに驚嘆する。ラッシュ時には、次発の列車を待つ列と、次々発の列車を待つ列がピシっと分かれ、順番を抜かすこともない。 こんなに秩序が保たれている国は、他にないだろう。 この浮いている日本人の姿を、世界的に知らしめたのが、東日本大震災だ。 寒さに震え、食料も乏しいなか、日本人は暴動も起こ