2010年6月4日のブックマーク (2件)

  • 民主党第二内閣誕生の朝 - 雪斎の随想録

    ■ 政治学者という稼業は、難しい。 政治学者は、「一寸先は闇」の世界を観察の対象にしている。 政治学者は、「政権交代が当然のように行われる」ことを少なくとも歓迎する。日は、中国北朝鮮のように、一党独裁の下に在る国ではない。だから、昨年夏の政権交代を前にして、「とんでもない凶事だ」と反応した政治学者は、いないであろう。 ただし、それが、「政権交代が起こること」を歓迎したのか、「民主党が政権の座に就くこと」を歓迎したのかというのでは、かなり趣が異なる。 雪斎の場合は、明らかに前者である。 雪斎は、「自民党が野党に転じることは、体質変化を図る上で悪くない」と思っていた。民主党の政権運営に対する期待値は、元々、低い。「変なことをしなければいい」という程度である。 だから、「鳩山後継内閣」には、次の三つの基線だけは、きちんと踏まえてもらう必要がある。 ① 日米関係は、きちんと運営されなければな

    民主党第二内閣誕生の朝 - 雪斎の随想録
  • 6月3日発売週刊文春記事「鳩山官邸マル秘作戦”権力にしがみつけ”(上杉隆)」が面白かった: 極東ブログ

    鳩山由紀夫首相の退陣表明があった6月2日の翌日に出た、6月3日発売の週刊文春記事「鳩山官邸マル秘作戦”権力にしがみつけ”(上杉隆)」が面白かった。ヒュー・エヴェレット三世(参照)の多世界解釈の視点からも興味深いし、ごく政治記事としても面白い。以下は後者の視点から。 すでに退陣してしまった鳩山首相だが、3日のこの記事ではまだ退陣していない。それどころか、この記事の世界のメディアは首相退陣論が噴出しているとして、ジャーナリスト上杉隆氏はこう断じている。 だが筆者は一貫して選挙前の首相退陣はない、と言っている。 上杉氏は一貫してそう述べていたそうだ。もしかすると、3日の時点でも一貫して述べている可能性もないとは言い難い。 その一貫性の理路も興味深い。 小沢幹事長がこの時点で鳩山首相と再三会っていることこそ、退陣がないことの証だ。なぜなら、ここで首相を辞めるとなれば、小沢幹事長の進退問題に話が及ぶ

    PuHa
    PuHa 2010/06/04