● 組織の時間でも、個人の時間でもない 「集団の時間」とは? 外国企業と日本企業の間で合弁企業が作られることになった。外国企業から出向してきた幹部が日本企業から来た社員たちに苦言を呈した。 【詳細画像または表】 「どうしてそんなに私語が多いのかな。もうちょっと真面目に仕事したらどう? 」 注意された日本企業の社員側にも言い分がある。 「私語といえば私語かもしれないですけど、打ち合わせでもあるんです。こういった情報交換の場で新しいアイデアが出るし、仕事の調整もできる。とても大事なんですよ! 」 企業には、「組織の時間」「個人の時間」「集団の時間」という3つの時間の区分があると思う。 「組織の時間」は、会社の公式な時間のことだ。たとえば、朝礼や公式な会議、前もって時間を区切られたミーティング、教育研修などがこれにあたる。 「個人の時間」は、基本として自分一人で仕事をする時間だ。