20日、海上保安庁が道北の猿払村にある「エサンベ鼻北小島」の現地調査を始めました。 「エサンベ鼻北小島」は猿払村のおよそ500メートル沖合いに位置し、1987年の海上保安庁の測量では海面からおよそ1・4メートルの高さがあったとされています。しかし、2018年秋、小島が見えなくなっているとの情報が寄せられました。 猿払村民は「42年前には50cmくらいだった」「そこに島があるとはわからないので、船外機が当たったことがある」「最後に見たのは5、6年前か5、6年か10年くらい前の間だった」「1mか1m50くらい、直径でそのくらいの島だった」と語りました。 海上保安庁は、島が海面からどれだけ顔を出しているかということを重視しています。満潮時に海面から陸地が顔をだしていないと「島」と認められません。 ただ、干潮時だけでも海面から顔を出していれば「低潮高地」と呼ばれ、領海の基準点としては認められます。