この記事は、特許庁の知財とスタートアップに関するコミュニティサイト「IP BASE」(外部リンクhttps://ipbase.go.jp/)に掲載されている記事の転載です。 国内大手企業が持つ知的財産部には、スタートアップを成長させるのに役立つ価値が数多くある。発明の発掘、特許戦略立案、特許調査、契約交渉などを行なうのが企業の知財部の主な仕事だが、これらは出願書類の作成業務をする特許事務所の弁理士とはまったく別のスキルを要する。トヨタ自動車株式会社の知財部門で培ったノウハウを活かして「あなたの知財部」を興した佐藤彰洋氏に、企業知財部が提供する価値の本質、これからの専門家の働き方について話を伺った。 あなたの知財部 代表取締役 弁理士 佐藤 彰洋(さとう・あきひろ)氏 2006年、横浜国立大学工学部修了。トヨタ自動車株式会社に入社後、レクサスハイブリッドの開発に従事。2009年、知的財産部へ