輸入小麦の政府売渡価格の推移(画像はいずれも農林水産省の公式サイトから https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/boeki/240307.html) 2024年4月からの輸入小麦の政府売渡価格は、5銘柄の平均で1tあたり6万7810円と、前期より0.6%引き下げられます。農林水産省が発表しました。2期連続の値下げとなりました。小麦の流通の概要や政府売渡価格の推移も合わせて紹介します。 2023年度の食糧用小麦の総需要、前年度と同じ見通し 農林水産省が発表した「麦の需給に関する見通し」によると、2023年度の食糧用小麦の総需要量は、新型コロナの影響による外食の需要減から回復基調にあることから、前年度と同じ562万tを見込んでいます。国内産麦ではまかなえないため、小麦は国内需要の8割以上を外国から輸入しています。 国内産小麦は民間流通により取引されており、国