通常、ドライブレコーダーは設置したらそのままにしておくものだ。事故を起こさないかぎり本体を操作することもない。が、最近のドライブレコーダーは録画時間や画質だけでなく、さまざまな機能が強化されている。どんな機能なのか製品でレビューしてみたい。 選んだ機種はKENWOODのDRV-830という同社のフラッグシップモデルだ。この機種はGPS内蔵はもちろんのこと、高画質、高感度、HDR対応といった録画基本性能の高さ、2スロットのmicroSD、衝突警報、駐車中録画など付加価値機能も高い製品だ。GPSは、「みちびき」にも対応しているため、高層ビル群でも測位精度が上がる。現状のドラレコ製品でついていない機能は、360度撮影機能か速度取り締まりレーダー検知機能くらいだろうか。 ●多彩な撮影モード 画質関係の機能から見ていこう。本体は3.0型TFTカラー液晶画面がついている。カメラはCMOSタイプ。有効画