玄関の扉にAI(人工知能)が組み込まれたら、どんな未来が実現するだろうか。YKK APが、そんな未来発想のプロジェクトをスタートさせている。同社が4月に発表した未来ドア「UPDATE GATE」は、NTTドコモのAIエージェントを採用した商品。まだプロトタイプではあるが、2020年の発売を目標に、目下アップデートを繰り返している。YKK APが開こうとしている未来のドアとは?関係者に話を聞いた。 UPDATE GATEの概要 UPDATE GATEは、外側に49インチの4K液晶を2枚、内側に55インチの4K液晶を1枚備えた玄関ドア。液晶には強化ガラスが貼られている。屋外(外側)では人感センサーで人を感知した後に、顔認証システムで自動解錠する。登録されていない人物が来た際には顔を撮影し、その映像をスマホに届けるといった防犯の仕組みも考えられている。