鎌倉、江の島など県内にある「名所」を歴史的にひもとく講演会「近世神奈川の名所とその変遷」が26日、横浜市都筑区中川中央の市歴史博物館講堂で開かれる。鎌倉国宝館(鎌倉市雪ノ下)の鈴木良明館長が講師を務める。 11日から7月10日まで歴史博物館で開かれる資料展「寺社参詣・物見遊山 横浜・神奈川の名所」に関連して企画された。 鈴木館長によると、古来「名所」は和歌などで詠まれる場所などを指したといい、現地に赴かず、その情景を想像しながら歌を詠むこともあった。 街道の整備が進んだ江戸期には実際に訪れる人が増え、沿線の名所を紹介する出版物なども発行されるようになった。このようにして、東海道から近い江の島や鎌倉などが、名所として定着していく歴史などを紹介する。 午後2時~3時半。参加費500円。定員120人で、応募多数の場合は抽選。住所、氏名、電話番号などを明記し、往復はがきで申し込む(16日必