イラク・バスラの南方90キロの港町アルファオで、農地近くの川の水量を確かめる農業経営者(2020年8月17日撮影)。(c)Hussein FALEH / AFP 【9月21日 AFP】豊かな流れによって古代メソポタミア文明を育んだチグリス川(Tigris River)とユーフラテス川(Euphrates River)が、上流で建設が進むダムの影響で干上がる恐れに直面している。下流に位置するイラクは、新たなダムを稼働させつつある隣国トルコとイランとの間で緊迫した協議を続ける一方、水利インフラ整備を急いでいる。 イラクで最も深刻な影響を受けているのが、国内で唯一海に面した南部バスラ(Basra)県だ。チグリス・ユーフラテス両河川が合流してからペルシャ湾(Persian Gulf)にそそぐまでのシャトルアラブ(Shatt al-Arab)川は、数百万人のイラク人に農業用水を供給する源だが、流量は
![チグリス・ユーフラテス川が干上がる? 上流のダム建設で流量激減](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b8d3d29863fdcbde932be20a194c99cef4877e0a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fafpbb.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F9%2F0%2F1000x%2Fimg_9057d2fe9e17d5e915364090500d61d6193335.jpg)