聖剣使いの禁呪詠唱<ワールドブレイク> 2 二人とも一番大事だよとか言えちゃう男の人って・・・ (内容とは直接の関係はありません) さて、1巻も気持ちよくたくさんのひとに読んでもらえて、2巻も良いペースで発刊されました。今回は静乃回です。 静乃さん、わりと良家の子女様なんだけど、良家すぎて身内がやばいんですよ。有り体に言うとゲス権力者でして、それが災いして自分の意思に関わらぬ所で良いように使われ、生活を翻弄されていきます。それがまあ、バカとか便宜的に良いポジション行ければいっか的な子ならいいんでしょうけど、自立心が高く理知的な静乃にはしんどすぎます。 ましてや、権力の道具として扱われ、愛する人と離れねばならないとなると、その苦悩はいかほどかと。 そこで、剣も魔法も使えて貧乳も巨乳も愛す男、夢のようなアイツですよ。 「立場や事情はもう聞き飽きた――でも俺はまだ、おまえの気持ちを聞いていない」