S「……というわけで、ここ数日の話題とも関連するので、特別に4巻の『あとがき』をtumblrにもアップすることにしました。後半には大切な募集もありますので、RTやreblogぜひよろしく〜」 ++++++++++++ あとがき(C) かのJ・R・R・トールキンは、大作『指輪物語』の執筆期間中に幾度か筆が止まったことがあったそうです。 特に有名な中断は、第一部『旅の仲間』の後半、主人公たち一行が霧ふり山脈の奥深くへ踏み込み、モリアの最深部にたどり着いたところ……御当人曰く「バーリンの墓の傍らに私は佇み、長らく其処に立ち止まることとなった」……でしょう。全体のおよそ三分の一ちょっと手前、これから物語がアクションで盛り上がり、驚異と不思議が怒濤の如く押し寄せ、重要な脇役たちが一気に増えようという直前です。 長い物語をこつこつ書き続けていると同じようなことは起こるもので、僕がこの『15×24』でほ
S「というわけで9月から刊行開始の『15×24』(イチゴー・ニイヨン)なんですが、どんな宣伝したらいいのか悩んでるのです」 X「おまえにしちゃ殊勝な態度だな」 S「や、なにしろ足かけ5年ですからねえ。それに今回は、どういうわけか、刊行前から面白さには自信があるので」 M「なんか日本語が変じゃないですか、それ」 S「でも本当なんだよ。いつもは出版後しばらくしてから『うん、これ面白いじゃん!』と思い始めるんだけど。ちゃんと最後まで読んでもらえれば『15×24』はとびきり面白いことが分かってもらえる……という自信だけは」 X「まあな。3000枚の原稿できあがってるのに1&2巻の売れ行き悪くて最後まで出ませんでした、じゃあ洒落にもならん」 S「どきっ」 M「縁起でもないこと言わないでくださいよっ! そうじゃなくても出版不況プラス百年に一度の大不況なんですからっ!」 S「とまあそんなこんなで、なにか
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