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ブックマーク / taimatsu.cocolog-nifty.com (2)

  • 敵が味方になる謎: 再イオン化

    今日はある研究会の会合でした。私は、いわゆる「おたく」の人たちが感じている生きにくさの歴史的/社会的形成過程を発表しました。恋愛主義の確立と、パーソナルコミュニケーションメディアの発達が、おたくの人たちの生きにくさの背景となっているのではないか、という。これはちょっと進捗状況が遅いので、頑張らないと。 で、参加者のIさんから、非常に興味深い話をうかがったのです。少年格闘漫画で文章を書いていらっしゃるのですが、「最強」と「ルール」のお話になったのですね。「あしたのジョー」で、ホセと戦ったジョーは、ルールならざる「男の拳」でホセに挑みました。しかしホセは、ルールに従ってジョーと戦いました。ジョーは片思いだったわけです。一方カーロスとジョーは、ルールは守りませんが、実に楽しそうに戦います。つまり彼らは「拳で語り合って」いるので、二人の想いは互いに通じ合っていることになります。格闘漫画は拳で想

    REV
    REV 2006/01/29
  • 「かしまし」と男の子たちの生きにくさ: 再イオン化

    「かしまし」が気になっています。「電撃大王」連載中で、アニメも放送中の。 宇宙船にぶつかられた結果、遺伝子レベルから女の子になってしまった男の子・はずむの物語です。男の子だったときは、ガーデニングが趣味の、クラスの中でも目立たない存在。ですが女の子になると、とたんに明るくなります。女の子になることで、幼なじみで活発なとまり、美少女ですが孤独なやす菜との恋も成長していきます。 象徴的なのは、男の子だったときのはずむは、常に目が隠れて描かれることです。行動もはっきりしません。男の子の時のはずむは、「ほんとうの自分ではない」ことが、明に暗に示されるのですね。はずむは、女の子になることによって解放され、「ほんとうの自分」になるのです。そして女の子との恋愛も可能になるのです。 あかほりさとるが原作なので、基的にはあまり面倒なことは考えていないでしょう。百合ブームに乗って、女の子どうしの恋愛を描こう

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