昨日、パン屋に押し車を押した老女がご来店。押し車は店の外に置き、少し前かがみになってパンをじろじろと物色していた。私がその背中に「いらっしゃいませ…」と声をかけるのと同時に、老女はぎゅぅぅぅぅと、パンを、焼きたてのパンを、ポテトと明太子ソースを乗せて焼いてあるパンを、人差し指で押していた!!! 「うっ…」 あまりのことに、言葉を失う私。 私の気配を感じて老女は 「このパン、やこいけ?」と悪びれることなく聞いてくる。 「や、やわらかいですよ。焼き立てですから!」と、少しあえぎながら返事をする。どことなく非難めいた感じがただよったのか 「やこいもんしか食べられんし…やこいかどうか、触ってみんなんわからんなかいね…」 と、隣のパン棚に移動してまたパンをさわろうとしているので、いそいでトレイとトングを持ってきて、「やわらかいのでしたら、こちらとかいかがですか!」と語気を強めて牽制してみた。 態度と