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ブックマーク / kkbt2.hatenadiary.org (5)

  • 戦略とはなんなのか - β2

    「どこに絞り込みますか」というお題になると、たいてい議論は止まりがちになる。多くの人は、「絞らなくていいではないか」と心の底で思っている。ターゲットを決めましょうと言われても、全員でいいではないか、という話になる。 自分もこれは大いに思い当たる。大学を選んだ時も、就職先を選んだ時も、「対象が幅広く、可能性が開けていること」を考えていた。絞り込みたくないのである。後戻りができないし、別のところに可能性があったのではないかと、あとから後悔したくないという気持ちがある。 英語の戦略系の読み物では、よく「フォーカス」と出てくる。絞り込みのことだ。経験から言っても、外資系はよくフォーカスを意識する。なぜこんなに彼らは絞り込みを重視するのだろう。ひとつの仮説は、海外では人種や生活レベルがバラバラで、考えていることもバラバラ、いちどに全員を相手に支持されることは難しいと考えていることだ。そういう意味では

    戦略とはなんなのか - β2
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    REV 2015/03/12
  • 第三者としてのマニュアル - β2

    熟達者がそれを作り、初学者がそこから学ぶ。それがマニュアルに対する認識だった。 組織においてはそれが逆ではないかということを、ある話を聞いて思った。 ディレクターは自ら手を動かして仕事をしてはいけないという。彼がやるべきことは指示と判断であり、その際にはマニュアルが必須なのだという。マニュアルは当は、熟達者のためにある。熟達者は、マニュアルから引用し、指示を出す。相手の仕事に対しても、マニュアルに従っているかどうかによって、判断を下し、伝える。もちろん熟達者なのだから、マニュアルに書いてあるような内容は熟知しているし、そんなものをいちいち見なくても同じく指示や判断をくだすことはできる。しかし、それはやってはいけないことだという。 組織において、そこで行き来する指示や連絡が、個々人の好みにすぎないのか、あくまで仕事としての割り切った判断なのか、それが明解であることはとても大切だという。たと

    第三者としてのマニュアル - β2
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    REV 2012/05/28
    これも某氏向け…
  • コントロール幻想 - β2

    古武術系の人は呼吸法について、「カラダの能的な動きのうち、唯一じぶんでコントロールできるのが呼吸なのです」という。だから、呼吸法に意味があるのだという。その言葉を聞いた当初は、よくわからなかった。 なにがコントロールできるのか、なにがコントロールできないのか。そういう観点で世の中を眺めた経験はそうない。そういう観点でみると、なにがわかるんだろうか。 社長の成功談で聞く類型のひとつとして、目標はコントロールできる形にしておかなければならない、というものがある。営業職の人に、○○円を売り上げろ、という目標は筋が良くない。売上金額というのは、営業職ひとりでコントロールできるものではないからだ。彼がコントロールできることは、何日間で何人と会う、とかそういうことだ。 テニスコーチのガルウェイはこう言う。「あなたの打ったボールはどのくらいの距離でアウトしている?」彼は、「ボールを枠内に入れろ」とは言

    コントロール幻想 - β2
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    REV 2012/05/25
    行動目標と到達目標の差について。例の、「ホースを確実に締めろ」案件にも似る。
  • フェンスを外す人 - β2

    イギリスのチェスタートンという批評家の名言に好きな言葉がある。 「なぜフェンスが建てられたのかわかるまで、決してフェンスをとりはずしてはならない 」 高級なクラブなどに行くと気づくのは、そこにある灰皿が極端に小さいことだ。小さく造形された灰皿はそれだけで独特な美しさを持っているが、ここには原作者の粋なアイデアが詰まっている。小さな灰皿は、一でもたばこを吸えばいっぱいになってしまう。そうすると、スタッフが灰皿を新しいものに替える。そうするとことで、客への細やかなサービスを演出できるし、スタッフに自然と客へ細かく注目させることを可能にしている。 もちろん、これを違うやり方で実現することもできる。たとえばマネージャーが、スタッフに「客を細かく見ろ。灰皿は、客が一たばこを吸ったら必ず変えろ」と言えばいい。そういうマニュアルを作ってもいいし、バックルームに貼り紙をしてもいい。なんらかの指示や号令

    フェンスを外す人 - β2
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    REV 2012/02/28
    「高速道路の駐車場が斜め向きなのは逆走を防ぐから」そうだったのか。
  • 「構え」の使いこなし - β2

    無難なおしゃれをしている人はどうも信用ならない。なんかさわやかだけど、当にその服を着たくて着ているのか。没個性的だし、そんなに周りに溶けこむことが大切なのか。鼻につく。もちろん自分だってそこまで目立つ格好をしているわけではないけど、自分の好きな服を着ている。こう、考えていた。 ところが仕事の事情で、ビジネスカジュアルと呼ばれる服を大量に買う必要が出てしまった。こいつは、男性社会人における「ザ・無難な格好」。スーツスタイルをカジュアルにしたようなもので、大都市ならどこにでもあるようなセレクトショップの服というのを基パーツにしている。自分の考えとはかなり距離があった。 今の自分の考えはこう。ファッションというのは自分のためだけではなく、見られるのだから他人のためでもある。とくに女性の目を意識した場合、女性は男性に清潔感を求める。女性は怖さ、汚さ、だらしなさ、自立のなさを嫌う。なぜなら、これ

    「構え」の使いこなし - β2
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    REV 2012/01/27
    Thinkpadが他のメーカーより抜群に高性能な時代じゃないし、PCそれ自体に多大なる信頼性を要求する時代でもないし。
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