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ブックマーク / simula.hatenadiary.org (16)

  • 天元突破グレンラガン - Marginal

    前の全然ダメな気がするので書き直し。すっごいネタばれしてます。 グレンラガンって一番最後のエピソードを除くと、どんどん先へ先へと進んでいって、「螺旋力」という進化していく方向性自体が破滅を招いてしまう時にどうすればいいかという話ですよね、大雑把に言うと。 そして、その回答としては、「進化によって招かれる破滅すらも乗り越える」というものだったわけです。 で、その何かを乗り越えるという描き方として、この作品は特定の人を使っていたように思います。 二部ならばロシウが予言を恐れてそのことを招かないようにという方向に動くのに対し、その枠を壊してしまうとか、三部だったらアンチスパイラルを招かないようにという意図のもとに螺旋王によって作られた世界を、アンチスパイラルと戦うという選択のもとで壊し、四部では進化することによって破滅を招くからとその流れを止めようとするアンチスパイラルを、その破滅すら乗り越えて

    天元突破グレンラガン - Marginal
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    REV 2008/03/01
  • Tactics/Keyゲーム評論集『永遠の現在』がとんでもないことに - Marginal

    cogniさんのとこからTactics/Keyゲーム評論集『永遠の現在』のメンバー一覧を久しぶりに見に行って、一番上の方を見て馬鹿笑いした後に、ディスプレイの前で固まりました。ええ…?みんなキャラ立ってるんで、僕とかどうしましょう?って感じですけど。 とはいえ、ここまで来たらもっと行かないかなとか思わなくもないです。個人的には、今木さん、まちばりあかね☆さん、のりさんのkeyに関する改めての文章なんかをぜひとも読んでみたいとか。

    Tactics/Keyゲーム評論集『永遠の現在』がとんでもないことに - Marginal
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    REV 2007/02/27
  • Marginal

    少年ジャンプNEXT! (ネクスト) 2014 vol.4 2014年 9/20号 [雑誌] 出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/08/18メディア: 雑誌この商品を含むブログ (2件) を見るジャンプNEXTへの移籍回なので、今までのまとめもしながら描かれるリフレイン的な内容になっていますよね。 心の状態をバラされた人はキレる、ド素人からの指揮者志望、人の心は変わり得る、逃げない勇気は必ず自分の助けになる等々。今回の話は、今までのまとめを描いているページに出てくるこれらのキーワードによって出来ているとも言えます。 これらを逆手にとって、あるいはこの信念によって神峰が咲良、実理の攻略をするのが、良いところで。咲良、実理の心の状態について、相変わらず神峰語で 実理さんは 恐怖から逃げるように自分で塔を 高く高く 作り続けてる!! と言うのですが、ここが心の状態をバラされた人はキレる

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    REV 2007/01/26
  • 人称 - Marginal

    人称の問題というのは、より開かれた相手へ向けて差し出すための技巧であるとするなら、フィクションというものの説得力という話ではないかなと思いました。 小説道場でフィクションについて、 「現実と遊離したものほど、堅実な技術に支えられてなければならない」のだ。フィクションがフィクションであるほど、それを支える幻想に首尾一貫性や、文章力、妄想の力というものがなかったら、それは破綻する可能性が大きくなります。 と言われていて、これはこのへんの話とも関連すると思うのですが、ここではSF(⊂フィクション)について、 SFのリアリティとは、「このような世界が存在していても(世界が実はこのような形をしていても)不思議ではないというところにこそある」 と言われています。「このような世界」の「リアリティ」(ちょっと上で、「あるいはこういって悪ければ「説得力」」と言っているので、説得力としてとります)を支えるのは

    人称 - Marginal
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    REV 2006/12/31
    「高位条件が満足されれば、下位条件が達成されなくれも問題ない」といういつものアレに関する話。
  • 水月 和泉シナリオ - Marginal

    ネタバレです。 水月という言葉は「水に映った月」を意味しますが、この不安定で不確かな、今その瞬間に水に映っている月というのが和泉シナリオのイメージです。 id:tdaidoujiさんの水月感想のイメージ*1がある程度分かったような気がします。 特に和泉シナリオにおいて、平行世界や場面転換により、次の瞬間に同じ世界で連続した時間であるという保証がないという話なのですが、波間に映った月は次の瞬間には位置を変え、映る形が変わるものです。観測者=プレーヤーはその、次の瞬間には位置や形が変わってしまう月は連続しているようには見えず、途切れているようにすら見えます。それに対し、透矢の立ち位置はその水に映った月であり、その月とともに変化していきます。そして、次の瞬間にはどうなっているか認知できない不安定な世界だからこそ、今映っている月というのがクローズアップされることとなります。 和泉シナリオって「今」

    水月 和泉シナリオ - Marginal
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    REV 2006/12/13
  • 水月 鈴蘭シナリオ - Marginal

    鈴蘭シナリオ以外もネタバレです。 普通は、人の能力には限界があるため、雪シナリオで全てを切り捨ててマヨイガに行き、花梨シナリオでナナミという可能性を否定したように、皆を幸せにするということができないからこそ、例え切り捨ててしまわなくてはならないものがあったとしても、それでも自分が選びたいものを選ぶことをその最善のあり方として行います。 それに対し、鈴蘭は、誰もがそれは不可能だと思わされてしまうような、常識とか、理屈なんかに全く惑わされることはなく、直に正解へと辿り着きます。*1 ナナミに対して不気味だとか怖いとかそんな常識には惑わされず、雪に対しては 「雪ちゃんはボクのママ。あと、ボクだけじゃずるいから、透矢ちゃんのお嫁さんにもしてあげる」 というように、常識にとらわれず、そして質的に透矢を独占するようにしかあることができない雪さんというキャラクターにそうではないようなあり方を与えます。

    水月 鈴蘭シナリオ - Marginal
  • 涼宮ハルヒの憂鬱 - Marginal

    のりさんのとこのハルヒの話が面白かったので。 「そりゃあ、当に宇宙人がいるとか知ってしまったら、すぐに慣れて飽きちゃうからなんですよね。」 とのことですけど、ハルヒに関して、リアライズのレビューの 退屈な日常を嫌い、エゴという非日常の世界に踏みこんだ春秋は、その非日常の先に世界を燃やし尽くせるほどの何かがあると信じている。しかしそういった非日常は、受け入れた瞬間にただの日常へと変化してしまう幻でしかない。 っていうフレーズを思い浮かべたりしてたりしました。 宝探しの話でいうなら、宝を見つけてしまったら、また新たな宝を探しにいくしかないんですよね。一つの宝で満足できるなら、そもそも宝に関する欲求がそれほどでもないということですし、それが容易に手に入るとあれば、なおのこと、終わりなく続けていくしかありません。苦労して手に入れたというのであればこの辺で終わりにしようということもありえますが、そ

    涼宮ハルヒの憂鬱 - Marginal
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    REV 2006/07/24
  • 涼宮ハルヒの憂鬱 14話 人称と表情 - Marginal

    この最終回ではキョンくんの言うことはほぼそのまま採用されていたのですが、原作が一人称であり、アニメがそれをあまり徹底しないことにより、視線や表情が結構違います。 一人称というのは、そのとき「俺」が見ていなかったものは、伝聞か回想としてしか登場できないため、誰かの表情の変化を描く際には、語り手がその人の表情を見ていなければなりません。これは一見制約に見えるかもしれませんが、そうではなくて、語り手は単なる中立な視点ではなく、あくまで意思を持った存在であるため、表情の変化を逐一述べられる時には、彼が彼女の表情が気になって仕方がないからということに他なりません。 原作では、キョンくんが「元の世界に戻りたいと思わないか?」という前には既に立ち止まってハルヒの隣に立っているのですが、アニメではハルヒの顔を見ずに前だけを見て走り続けて、「元の世界のあいつらに会いたいんだよ」と言い、ハルヒに手を離されるま

    涼宮ハルヒの憂鬱 14話 人称と表情 - Marginal
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    REV 2006/07/06
  • Marginal - アニメ涼宮ハルヒの憂鬱12話と原作の違い

    ハルヒが楽譜を見なかったり、観客にすぐに受け入れられてしまうことにどうしても納得がいかなかったのですが、アニメがハルヒの唄のプロモーションをやろうとしたのに対し、原作では代役を務めた元のメンバーのバンドの宣伝を結果的に上手くこなしたって考えればいい気がします。 原作では昨日も言ったとおり、バニーで楽譜見て、結果的に音を僅かに外すことによって、代役を完璧にこなしすぎずに来のバンドの期待をあおっているのに対し、アニメではハルヒ自身が上手くやりすぎています。 視聴者の観点ではなく、来のバンドメンバーや、観客の観点から考えると、アニメの方が代役としては上手くいっていません。観客がMDをもらいに来た理由が、原作だと来のバンドの演奏を聴きたいからに対して、アニメだとハルヒの歌が良かったからになってしまうからです。そのため、ハルヒの唄が主になって、来のバンドの演奏というのは従になってしまうのです

    Marginal - アニメ涼宮ハルヒの憂鬱12話と原作の違い
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    REV 2006/06/24
  • 最果てのイマ - Marginal

    エピローグについて ハーレムエンドについて書こうと思うんですが、とりあえず基的な理解として戦争編後の忍は能力が劣化しているため、皆には自意識があるということを上げておきたいと思います。 斎 「だが俺たちには、まだ自意識がある」 南 「忍の機能喪失とともに、支配力は消滅した」 千鳥 「あなたたちは、また個に戻されたんですよ」 そして、その前からの影響としては「去る者たち」によって語られており、あずさのみが意識に干渉されていますが、あずさはそれ以前から刷り込みのようなものがあっただろうとして留保されています。 そのため、一応戦争編後はヒロインたちは自意識のもので忍を選んだということで話を進めますが、戦争編後は忍は記憶が混乱しており、戦前の記憶と混同しています。そこに章二はいないのですが、ヒロインたちは忍にそれを気づかれないように立ち回ります。 そのため、かみしろさんが不快感を示したお茶会は、

    最果てのイマ - Marginal
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    REV 2006/05/15
  • keyキャラクターの人間性について - Marginal

    といっても全然大したこと言うわけじゃないんですけど。 ErogameScapeを見ていたら、geo2さんという方のKanonの感想の、「なにか人型の物が一生懸命人物の振りをしている感じな印象を受けた」という感想を見て、今木さんのCROSS†CHANNELの感想(CROSS†CHANNELの登場人物を指して、麻枝准のキャラクターよりよほど人間的ではないだろうかと言うこと)を思い出して笑ってしまったので。 僕としてはその後に続く「つまりKeyはキャラクターを作るのが下手ということに他ならない。」には全く賛成できないんですけど、こんなところで繋がるのが面白いなと。 今木さんの人間的というのは読み返して見なきゃねということで保留にしておくとして、僕が思い浮かべた人間らしくないというのは、観鈴ちんのことです。 ちょうど電撃大王のかしましを立ち読みしてたんですけど、はずむくんが自分が三十日後に死ぬと言

    keyキャラクターの人間性について - Marginal
  • 涼宮ハルヒの憤慨 谷川流 - Marginal

    涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫) 作者: 谷川流,いとうのいぢ出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/04/28メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 78回この商品を含むブログ (611件) を見るキョンくんによるのろけ話。 ハルヒのこととか、有紀のこととかを自慢げに語るキョンくんはさいこーです。 「今のハルヒを見てりゃ解るさ」とか、「俺にだけには解る表情の変化」とか言っちゃって、全くもう、という感じですねえ。 うんうん、よきかな、よきかな。

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    REV 2006/05/02
    「とか言っちゃって、全くもう、という感じですねえ。」
  • マブラヴオルタネイティヴ - Marginal

    ネタばれします それぞれの意思でそれぞれにとっての最善を行う 無数に分岐する世界の中で、それぞれの意思の力によって最良の可能性を秘めた未来を選び取ることができるマブラヴオルタネイティヴは、君が望む永遠と同じく、選択という行為に非常に重きが置かれていたように思います。 そして、この最良の可能性を選び取るという力は主人公だけのものではなくメインキャラクターの多くにあるものであり、かつ、あくまで最良、betterであってbestではないものです。決して万能ではありません。結果としてこの作品では多くのメインキャラクターがラストまでに死ぬこととなりますが、この最良の未来を追求した結果なんですよね。 作戦を成功させた上で、誰一人として失いたくないという甘さを武は最後まで持っています。その甘さがあるからこそ却って周りは武のことを尊く思い、迷わせないようにと自分たちが武のことを思っていることを伝えないよう

    マブラヴオルタネイティヴ - Marginal
  • ハサミ男 殊能将之 - Marginal

    ハサミ男 (講談社文庫) 作者: 殊能将之出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/08/09メディア: 文庫購入: 50人 クリック: 792回この商品を含むブログ (316件) を見る面白かったです。やっぱり解決編のあたりはすごかったですね。 トラウマについての話を読んだ後だったので、犯罪の動機とかそれを推し量ることなんかについての話も非常に面白く読むことができましたし。 興味深かったのは397pから数ページにわたる「何故人を殺してはいけないか」という話です。これは、なぜこういった話を僕らが読むことができるのかということに繋がってくるので。小説は文章だけで、どこまで細かく描写されるかという問題もあってそういった不快感をほとんど感じないですから。 というか、p398の医師の発言(一応続きを読むにしておきます)の「きみ」を読者と読み替えても、そこだけならなんか通じそうな気が。 いろいろ

    ハサミ男 殊能将之 - Marginal
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    REV 2006/02/19
    直接殺すことへの倫理性
  • 答えつき設定考察ものであるひぐらしのなく頃に - Marginal

    (祭囃し編プレイ後の感想はこちらです。) いろいろと言われてるこのゲームですけど、個人的には推理ものというよりは設定考察ものと呼んだ方がいいんじゃないかなとか思ってます。 ルールを推理するとかそういうレベルでもそうなんですが、ONEとかAIRとかの世界考察であったり、最近ので言うと最果てのイマでいうパズルのピースの並び替えであったりするのと同じ様に見たほうがいいんじゃないかということで。 こういうものは従来答えが明かされないことを前提としていたので、各人の問いの立て方もある程度自由でしたし、その答えについても蓋然性の差はあれど製作者が言うことはないのである程度のところで納得するしかなかったのですけれど、ひぐらしの場合は解答がいずれ明かされることが約束された設定考察ものだったんじゃないかなと。 Pastel Gamersのまちばりあかね☆さんがだいぶ前(よく覚えていないんですが、リニューアル

    答えつき設定考察ものであるひぐらしのなく頃に - Marginal
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    REV 2006/01/23
    浩平消失事件!正答率1%→こうですかっ?わかりませんっ><
  • Fate/hollow ataraxia 感想 - Marginal

    Fate/hollow ataraxia 初回版(DVD-ROM) 出版社/メーカー: TYPE-MOON発売日: 2005/10/28メディア: DVD-ROM購入: 3人 クリック: 84回この商品を含むブログ (173件) を見る(ネタばれを含みます あと結構長いです) Fate/hollow ataraxiaは、その者が抱いた純粋な思い、己をかけて貫いてきたその在り方を肯定する作品だと思います ランサーであれば、「命が尽きるときですら膝をつくことがない栄光と引き換えに、誰よりも早く燃え尽きる」と言われた戦士になるという未来をためらわずに選び、自分に与えられた運命として受け入れ、駆け抜けていくこと 他人から見れば、決して幸福とは思えないような人生であったとしても、彼は 未練?無念はあるが、まあ、未練はないわなぁ と言ってのけます ライダーであれば、たとえ過去に誤ったことをしてしまった

    Fate/hollow ataraxia 感想 - Marginal
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