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ブックマーク / tokyocat.hatenadiary.jp (3)

  • もうすぐ四十郎、五十郎、六十郎、七十郎の方々へ主に - 東京永久観光

    何回見れば気がすむのかと思いつつ、『椿三十郎』を見てしまう。NHKの黒澤明特集。そのあとネットに戻り、そういえばリメイク版の『椿三十郎』もあったっけと気づく。 三船敏郎と織田裕二。「よりによってなぜ」と思う私の感覚に、客観公正な根拠はない。1962年のあの三船敏郎が案外「いけ好かないやつ」と一部大衆には感じられていなかったともかぎらない。いつしか織田裕二が伝説的名優として平成史に刻まれないともかぎらない。 しかし、たとえば昭和に生まれ昭和を十分生きた人にとって、『椿三十郎』といったらこの『椿三十郎』しかありえないだろう。 古い映画は、理の当然として、生涯に見る回数が新しい映画に比べて多くなりやすい。そしてまた理の当然として、「懐かしい」という思いは古い映画にしかもてない。古ければ古いほど「懐かしく思い出す」回数は今後も増えていくだろう。老いた三船敏郎を見ることができ、かつ若い三船敏郎も映画

    もうすぐ四十郎、五十郎、六十郎、七十郎の方々へ主に - 東京永久観光
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    REV 2008/05/04
  • 言語について素朴に考える(1) - 東京永久観光

    人間以外の動物は言葉をもたない、という主張がある。このときは、動物も様々な交信を行うけれど、それは我々の言語活動とは質がまったく異なる、とみなしていることになる。 動物の交信の例には、あるサルが様々な叫び声をあげて様々な敵の到来を仲間に知らせる、ミツバチのダンスが蜜のありかを示す、イルカが自分の名に当たる特定の鳴き声を発する、などが挙げられる。もっと身近に、うちのポチは「ご飯だよ」と言うと「ご飯だ」と分かってやってきます、というのもある。 これらは言語と同等ではないんだろうか。「ある何かが別の何かを表している」という図式は共通していると思えるのに。違うとしたらどこが違うのだ。 こういうことがずっともやもやしていたのだが、今回『ヒトはいかにして人となったか』(テレンス・W・ディーコン)というを読み、とうとうひとつクリアになった。asin:4788506718 一言でいえばこうだ。 動物の交

    言語について素朴に考える(1) - 東京永久観光
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    REV 2007/01/12
    こういうのを聞くと、実体参照とポインタがぬるぽでガッ
  • 東京猫の散歩と昼寝-『眼の誕生〜カンブリア紀大進化の謎を解く』

    地球最初の生命は40億年ほど前に出現したとされる。では生命はその40億年をかけて徐々に徐々に進化したのかというと、実はそうではなく、5億4300万年前の一時期に突如として多様化したと考えられている。それを「カンブリア紀の爆発」と呼ぶ。それまでの30数億年間は生物はほとんど進化しなかったし、また、現在の生物分類の大枠である38門がカンブリア紀にはほぼ出そろってしまったというのだ。では、このカンブリア紀の爆発的な大進化・多様化をひきおこした原因は何だったのか。独自の明快な解答がこの一冊によって示される。 このは探偵小説の構成で出来ていると著者は最初に述べている。最終の謎解きが第9章「生命史への大疑問への解答」だ。といってもまあ、真犯人の名は書名にもなっている。すなわち「眼の誕生」。だから、とりあえずその第9章を熟読した私を責めないでほしい。 さて、眼の誕生がどうして生物の爆発的進化を呼び起こ

    東京猫の散歩と昼寝-『眼の誕生〜カンブリア紀大進化の謎を解く』
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    REV 2006/07/06
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