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ブックマーク / traindusoir.hatenablog.jp (4)

  • 「複線型」雇用システムの可能性 - 備忘録

    traindusoir.hatenablog.jp 前稿では、統計の結果をもとに、以下の二つの結論を導いた。 中高年層の高学歴化は今後さらに進む。このことは企業に対し単位労働コストの上昇という形で影響。現在の賃金水準を維持する上で、コスト上昇分に見合う労働生産性の増加が必要。 25~29歳台の賃金に対する中高年層の相対的な賃金低下は、世代ごとにみれば、就職氷河期以降もさらに進む。 最初の結論は、企業の雇用・賃金管理に係る予測し得る課題であり、二つ目の結論は、これまでの傾向からの予測である。労働生産性を高めるには技術革新や資装備率の(適切な)向上が必要であり、(労働生産性の増加が望めず)単位労働コストの引き下げが必要となれば、働く者の納得を得る上で、賃金の(職務カテゴリーごとの生産性に応じた)個別化が進むとも考えられる。 一方、上述の結論から、25~29歳台の賃金は中高年の賃金と比較し相対

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    REV 2022/01/29
  • 山森亮「ベーシック・インカム入門 無条件給付の基本所得を考える」 - 備忘録

    ベーシック・インカム入門 (光文社新書) 作者: 山森亮出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/02/17メディア: 新書購入: 24人 クリック: 276回この商品を含むブログ (127件) を見る このところ、ベーシック・インカムという言葉をよく聞くようになった。その意味するものは幅広く、論者によってニュアンスの違いもあるのだろうが、一般的には、すべての人に対し、その所得や世帯構成などの違いに関わりなく、無条件に給付される生活の必要に足るだけの所得、といったように考えられるだろう。(なお、書で「ベーシック・インカム」として取り上げられている対象はより広く、M・フリードマンらが提唱したいわゆる「負の所得税」なども含まれている。) ベーシック・インカムは、単に研究対象として、あるいは各種の活動において要求されただけのものではなく、米国や英国などでは一部に実現されており、日において

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    REV 2009/11/20
    内在する当為を論じる人と、外在する財源を論じる人とは意見が合わないというか
  • 山中優「ハイエクの政治思想 市場秩序にひそむ人間の苦境」 - 備忘録

    ハイエクの政治思想―市場秩序にひそむ人間の苦境 作者: 山中優出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2007/03/09メディア: 単行 クリック: 15回この商品を含むブログ (18件) を見る 第3章までは、とても興味深く読み、第4章の後半以降は、違和感を持ちつつ読んだ。ハイエクの自由論を、義務論と帰結主義の併用という視点からみる第2章、ヴァンバーグのハイエク批判を取り上げる第3章など、前半は各章に読み応えがあり、勉強になる。後半は、特に終章の日に当てはめた議論はステロタイプであるが、実証に耐え得る議論とは思われない。(近年の日についての自分の見方は、「日版ニュー・エコノミー論と格差問題」(サイドの「リンク集」を参照)に書いた通り。) 以下、各章の大要。 序章 なぜ今ハイエクか? 第1章 全体主義批判 ”市場さもなくば隷従” ハイエクはいわゆる「中道」路線を否定し、いわば”市場

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    REV 2008/02/03
  • 90年代の格差拡大の主因は何か? - 備忘録

    06/22付けエントリーに関連して。格差問題については、①長期的にみたジニ係数の上昇傾向は、高齢化や単身世帯の増加を主因とするものであるが、②若年層における非正規雇用の増加は、将来的な格差拡大を懸念させる、というのが、この問題をめぐる世間的に概ね確立されたコンセンサスであると思われるが、同時に、不況、特にそれに伴う失業率の増加が、格差の拡大(つまりジニ係数の上昇)に寄与している。このことは、昨今の格差論議における一つの盲点になっているように思われる。*1 実際、先日掲載した完全失業率のグラフにジニ係数の水準を重ね合わせると、次のようになる。 失業率とジニ係数の相関をみるために、回帰分析により、gini(t)=b・ue(t)+c+u(t) のb及びcを当該区間で推計すると、①完全失業率については、R=0.839, b=0.002892(t=5.775)、②補正済「真の失業率」については、R=

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    REV 2006/07/08
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