TREK TRACKは、LPWA通信を用いたゲートウェイと小型GPS端末を組み合わせることで、山岳地帯における人の位置情報の可視化と集中管理を実現し、山岳事故の減少を目指すサービス。第一弾として、山梨県北杜市にある瑞牆山での導入を開始する。 LPWA通信は、LoRa方式を採用し、数百bps〜数十kbpsと低速であるものの、圧倒的な低消費電力と数キロメートル四方のエリアをカバーする。携帯基地局の電波が届かないエリアでも、小型端末が受信した位置情報をゲートウェに向けて送信することで、登山者の行動を記録できるほか、家で待つ家族や山岳管理者がリアルタイムで登山者の位置情報を把握できる。 端末は単4電池2本で動作し、約3〜4日ほど持つという。ゲートウェイは山小屋などに設置するが、電気が通ってない場所でも動作するようソーラーパネルによる発電で、電力をまかなうことができる。できるだけシンプルに扱えること