十勝関係9選手の出場が決まっている平昌冬季五輪。2月9日の開幕が迫る中、選手の母校や五輪公式スポンサー以外の所属企業が行う壮行会、報告会を一般やメディアに公開することが禁止され、困惑が広がっている。日本オリンピック委員会(JOC)が2020年東京五輪に向け、「宣伝目的」に対する規制を強化したためだが、関係者は「純粋に応援しているだけ」「盛り上がりに欠ける」と意気消沈している。 JOCが示しているガイドラインによると、五輪代表選手の壮行会は公式スポンサーと自治体、競技団体のみ公開が可能。ただし、会場内で公式スポンサー以外の企業名は露出できず、社名入りのチームジャージーなども着用できない。 所属企業や出身校など学校主催の壮行会は従来、黙認状態だったが、JOCは「公式スポンサーを保護するため」とし、平昌五輪を契機に規制を強めた。そのため、女子アイスホッケーの志賀葵選手が在籍する帯広三条高校(帯広