それから、横浜スタジアムとの契約の見直しを行いました。例えば、これまでチケット売上総額の25%を横浜スタジアムに支払ってきましたが、その契約を見直し、13%に引き下げることで合意しました。同時にそれに伴う諸条件を見直し、観客動員数、及びチケット売上が従来と同じであれば、横浜スタジアム側の収支が従来のそれを担保するようにしました。そうすることにより、チケット売上が伸びれば利益貢献は大きくなり、企業努力をして成果が上がれば、それはそのまま売上と利益に反映される。つまり、球団も、スタジアムも、お互い頑張れば、その分しっかり成長できる、という仕組みにしたわけです。 –改革の効果はいかがでしたか? 池田 1年目だった昨年は、参入してからシーズンが始まるまでの時間がなかったので、戦略的に話題づくりに努めました。それがメディアを通して多くの方に伝わることで、「球場に行ってみようか」という興味や関心を持っ