29日、大阪府立急性期・総合医療センターで、60代の男性患者が誤って筋しかん剤を投与されたあと死亡していたことが分かりました。 センターは遺族に謝罪するとともにミスの詳しい経緯を調べています。 大阪・住吉区にある大阪府立急性期・総合医療センターによりますと、29日の午前10時ごろ、抗がん剤の治療を受けていた60代の男性患者に主治医が発熱の症状を抑える「マキシピーム」という薬を投与するよう女性の看護師に指示しました。 しかし、誤って筋しかん剤の「マスキュレート」が投与されたということです。 投与からおよそ2時間後に、薬剤師から間違った薬を病棟に送ったと連絡があり、看護師が病室に駆けつけところ、男性患者はすでに心肺停止の状態で、その後、死亡が確認されたということです。 センターは薬剤師が薬を取り違えたうえ、看護師の確認も不十分だったことがミスの原因とみて、警察に届け出るとともに男性の遺族に謝罪