南極海での調査捕鯨が今シーズン見送られたことなどによる国内のクジラの肉の不足分を確保するため、調査捕鯨船を運航し、鯨肉を販売している東京の企業がアイスランド産の鯨肉を大量に輸入することを決めました。 このため、山口県下関市などを拠点に調査捕鯨船を運航し、鯨肉を販売している東京の「共同船舶」は輸入会社と協力して、ことしの夏から秋にかけてアイスランドから、およそ2000トンの鯨肉を輸入することを決めました。 この量は調査捕鯨による1年間の水揚げに匹敵する量で、輸入した鯨肉を速やかに市場に流通させることにより、供給不足の解消に加えて調査捕鯨見送りの影響を受け、鯨肉の確保が課題となっている下関市などの鯨肉加工業者の支援にもつながると期待されています。 共同船舶は「調査捕鯨の鯨肉の在庫不足による流通への影響が出ないよう努めていきたい」と話しています。 かつて捕鯨の街として栄えた山口県下関市は、クジラ
大阪市港区の水族館「海遊館」を運営する第三セクター「海遊館会社」の筆頭株主の大阪市は22日、保有株式全1万株を24億8千万円で近鉄グループホールディングスに売却する議案を市議会に上程した。 しかし、過去に近畿日本鉄道への売却計画が議会の反対で白紙になった経緯もあり、市議会は黒字経営会社の株式売却について、慎重に議論するとみられる。 また、ヘイトスピーチ(憎悪表現)対策として、問題事例を認定する審査機関の新設や被害者の訴訟費用支援などについて定めた条例案も提出された。 海遊館は人気観光スポットで、海遊館会社は平成25年度に約7億4800万円の純利益を計上。市は株式の25%を保有している。 23年に市長に就任した橋下徹氏が「行政は投資による運用益をあてにするのではなく、税で運営されるべきだ」などとして、市が保有する外郭団体などの株式を売却する方針を掲げた。黒字経営の海遊館会社についても、24年
IMF=国際通貨基金は日本経済について、巨額な公的債務をかかえる財政状況に懸念を示し、政府が今後策定する財政健全化計画で、具体的で信頼できる黒字化の道筋を示すよう要請しました。 巨額の公的債務を抱える日本政府は「基礎的財政収支」と言われる財政指標を2020年度までに黒字化することを目標に掲げ、財政健全化計画を策定することにしています。 これについてIMFは、日本の国債を保有している投資家の信頼が突然揺らぎ、国債の利回りが急上昇して経済に打撃をおよぼすリスクに目を向けるべきだとして「具体的かつ信頼できる中期計画」とするよう要請しました。 そして、公的債務を減らすためには、再来年4月に消費税率を10%に引き上げるのに続いて「さらなる引き上げが必要になる」などと指摘し、黒字化の道筋を明確にするよう求めました。 一方、日本の景気の現状については、輸出の拡大や賃金の上昇などが見え始め、ことしは1%程
NPT=核拡散防止条約の再検討会議は最終日の22日、会議の成果となる「最終文書」を巡って、中東地域の非核化の構想にアメリカやイギリスなどが反対したことから最終文書は採択されず、4週間にわたった会議は合意のないまま閉幕しました。 最終文書は全会一致で採択されることから、アメリカなどの反対によって採択はできなくなり、4週間にわたった再検討会議は具体的な合意を得られないまま閉幕しました。会合のあとフェルーキ議長は記者団に対し、「中東の非核化を巡ってあらゆる努力をしたが、一部の国が協力的な姿勢を見せなかった。われわれはすべての問題でコンセンサスに近づいていたが、昨夜になって問題が起きた」と述べました。 そのうえで、大半の国が最終文書を軸に歩み寄りを見せたものの、会議の最終局面で中東の非核化を巡って事実上の核保有国のイスラエルを支持するアメリカと、エジプトなどアラブ諸国の間で深刻な対立が浮上したこと
国際宇宙ステーションに物資を運ぶ日本の宇宙輸送船「こうのとり」について、文部科学省は機体を改良し、現在200億円程度かかっている製造や運用にかかる費用を半減させることになりました。 この「こうのとり」について、文部科学省は物資の搭載能力は変えずに改良を図り、製造や運用にかかる費用を現在の200億円から100億円程度に半減させることになりました。 改良は主に構造設計の見直しや部品の数の削減、システムの効率化などで行われ、機体を軽量化するということで、平成32年ごろの完成を目指します。 文部科学省は、この計画が国の宇宙政策委員会に認められれば、関連の費用を来年度予算の概算要求に盛り込む方針です。 日本は昨年度までに、国際宇宙ステーションの運用に8600億円余りという巨額の経費を支出していて、そのうちの3分の2を物資の輸送が占めているため、「こうのとり」の改良により宇宙ステーションの運用費用の削
インド・ハイデラバード(Hyderabad)の動物園に飼育されているホワイトタイガー(2006年10月22日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/NOAH SEELAM 【11月20日 AFP】チェコ北部リベレツ(Liberec)にある同国最古の動物園でこのほど、希少種のホワイトタイガーの檻にライオン2頭が侵入し、ホワイトタイガーが引き裂かれて死亡するという事件があった。同動物園の園長が19日明らかにした。 このホワイトタイガーは、イザベル(Isabel)という名前の17歳のメスで、1994年にスウェーデンの動物園からやってきた。99年には3匹の子を産み、チェコ国内の動物園で繁殖が成功した唯一の例となった。 1919年に設立された同動物園のシンボル的な存在で、地元のアイスホッケー・チームの愛称は「リベレツのホワイトタイガー」というほど親しまれた存在だった。 同動物園ではホワイトタイ
22日夜、東京・葛飾区のスーパーで買い物客の23歳の男性が50歳の男に刃物で刺されて大けがをし、警視庁は男を殺人未遂などの疑いで逮捕しました。男は男性と面識がなく、「男性が自分のことを薄笑いしたから刺した」と供述しているということで、警視庁が詳しい経緯を調べています。 警視庁によりますと、逮捕されたのは葛飾区立石の無職、中野道幸容疑者(50)で、男性と面識がなく、事件の直前に地下1階のフードコートでいすに座っていたところ、エスカレーターで1階に上がろうとしていた男性と目が合い、あとを追いかけたということです。調べに対して中野容疑者は、「男性が自分のことを薄笑いしたから刺した」などと供述しているということで、警視庁が詳しい経緯を調べています。
沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事は5月20日、東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見を開いた。日米両政府が進める米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画を中止するよう、改めて訴えた。また、記者から「沖縄独立論」に関する質問を受けて、回答する一幕もあった。 ●「日本の安全保障は国民全体で負担すべき」 翁長知事は5月27日から訪米し、米政府に対して「辺野古移設反対」を伝える予定だ。この日の会見は、翁長知事が海外メディアに直接訴えかける機会ということで、会場には100人近くの報道陣が詰めかけた。 翁長知事は会見で、戦前・戦後の沖縄の歴史に触れながら、「辺野古移設が唯一の解決策だ」とする安倍政権の方針を批判。「沖縄にある米軍基地は、もともと強制的に取られたものだ。今日まで自ら基地を提供したことはない」と指摘した。 また、「私は自民党出身だ」と述べて、日米安保への理解を示したうえ
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