先月、大阪・池田市の公園で、根元が腐食した照明の柱が倒れ、小学生が大けがをした事故で、市が根元の付近にある土を分析したところ、尿などに由来する物質が高い濃度で検出されたことが分かりました。市は、老朽化に加えて犬の尿が原因で柱が腐食した可能性があるとみて調べています。 市によりますと、柱は根元が腐食していて、市が事故の8日後に根元の付近にある土を採取し、民間の検査機関に依頼して分析したところ、尿などに由来するアンモニア態窒素という物質が、根元から2メートルほど離れた場所と比べて、9倍近い濃度で検出されたということです。 この公園では、犬の散歩をする人が多いことから、市は、老朽化に加えて犬の尿が原因で柱が腐食した可能性があるとみて調べています。 一方、事故をきっかけに、市が市内の照明やカーブミラーの柱など9000本余りを緊急点検したところ、倒壊のおそれのある柱が合わせて67本見つかったというこ