相模原市の知的障害者施設で起きた殺傷事件で、神奈川県は、事件のあと体育館などで生活している30人余りの入所者について、すでに閉鎖された別の施設を改修してまとまって移ってもらうことを決めました。 事件によって多くの部屋が使えないことから、このうちの30人余りが体育館などでの生活を余儀なくされていて、神奈川県は移転先を検討していました。 その結果、30人余りの入所者について、すでに閉鎖された別の県立の障害者施設の建物を改修し、担当の職員も一緒にまとまって移ってもらうことを決めました。 移転先の建物は、解体する予定でしたが、急きょ改修したということで、県によりますと、入所者は31日から順次移動を始めるということです。 神奈川県は、「生活環境を改善するため暫定的に移っていただくが、長期間の使用は難しいので、津久井やまゆり園を建て替えるのか改修するのか決めたうえで入所者への対応を再検討したい」として