妊娠期間中は飲める薬や接種可能なワクチンが限られています。母体に影響があるだけでなく、お腹の中の赤ちゃんにまで影響を及ぼす可能性があることから、投薬やワクチン接種は医師の正しい判断が必要となります。だからといって、全てのお薬やワクチン接種が母体や胎児に悪影響を及ぼすわけではありません。 妊娠初期のインフルエンザワクチン接種が不安という声 「妊娠初期にインフルエンザのワクチン接種を受けていいの?」と妊婦や妊娠を考えている女性から不安の声があがることも。なぜ「妊娠初期」という言葉が登場するのでしょう。そこには、例年以上に感染が拡大している「風しん」が関係しているようです。 風しんと妊娠初期の関係性 風しん感染者の急増により、2018年9月に風疹の抗体検査費用について厚生労働省が対策を打ち出しました。妊婦が妊娠初期に風しんに感染してしまうと、お腹の中の赤ちゃんにまで感染が及び、生まれたときにCR