キューバの首都ハバナで蚊を駆除するための散布剤をまく軍関係者(2016年2月23日撮影)。(c)YAMIL LAGE / AFP 【9月20日 AFP】キューバの首都ハバナ駐在の外交官ら数十人が謎の脳損傷を負った問題で、蚊を駆除するくん煙剤に含まれる神経毒が原因だった可能性があるとするカナダの研究結果が19日、明らかになった。カナダや米国の外交官と家族を襲った不可解な症状については、「超音波兵器」による攻撃ではないかとの見方も出ていた。 【関連記事】脳損傷の駐キューバ米外交官、MRIで明らかな異常確認(2019年7月) 外交官らが最初に症状を訴えたのは2016年。めまいや倦怠(けんたい)感、頭痛、聴覚・視覚の合併症などで、のちに「ハバナ・シンドローム」として知られるようになった。カナダ・米当局は当初、何らかの「音響兵器」を使った攻撃を疑い、米国とキューバの外交関係は悪化。一方、カナダ当局は