この審議結果を受けて、厚労相が正式に承認することが確実となった。日本で9価ワクチンが承認されるのは初めて。 日本では、MSDが2015年7月3日付けで製造販売の承認申請をしていたが、薬の審査としては異例の長さの約5年もかかり、4月16日から審議が始まった。 厚労相の承認後、公費で接種できる「定期接種」で使えるようにするため、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会で審議される。 先進国で日本でだけ遅れていた承認日本ではこれまで、子宮頸がんになりやすいハイリスクな16型、18型への感染を防ぐ2価ワクチン(サーバリックス)とその二つの型に加え、良性のイボのような尖圭コンジローマを起こす6型、11型も防ぐ4価ワクチン(ガーダシル)しか承認されていなかった。 今回、承認された9価ワクチンは4価ワクチンがカバーする4つの型に加え、やはりがんになりやすい31、33、45、52、58の5つの型も含めた9つ