2021年4~5月、発生から時間が経過した3件の未解決殺人事件に大きな動きがあった。決め手はいずれも、パソコンやスマホなどに残された証拠を調査・解析することで得られた位置情報などの「デジタル証拠」。自白や供述に頼る捜査が曲がり角を迎える中、難事件の解決に向けた新たな武器となりつつある。 2021年4~5月、発生から時間が経過した3件の未解決殺人事件に大きな動きがあった。決め手はいずれも、パソコンやスマートフォンなどに残された証拠を調査・解析することで得られた位置情報などの「デジタル証拠」だった。警察だけでなく検察にも専門部署が設立されるなど、捜査の現場で活用は加速。自白や供述に頼る捜査が曲がり角を迎える中、難事件の解決に向けた新たな武器となりつつある。 スマホの解析で…… 最初に動きがあったのは「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家、野崎幸助さんが18年5月、急性覚醒剤中毒
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