国際ボクシング協会(IBA)は日本時間2日までに、パリ五輪女子で起きている性別騒動についての声明を発表。「競技の公平性と選手の安全に深刻な問題を引き起こしている」と、国際オリンピック連盟(IOC)を批判した。 1日に行われたボクシング女子66キロ級2回戦で、昨年の世界選手権で性別適格検査に合格しなかったイマネ・ケリフ(アルジェリア)が出場。相手のアンジェラ・カリニ(イタリア)がわずか46秒で棄権する事態となった。ケリフと、同様に不合格とされた女子57キロ級の林郁婷(台湾)の出場を巡っては、大会前から大きな議論を呼んでいた。 IBAは組織運営や不正判定の問題がくすぶり、23年6月にIOCから国際統括団体の承認取り消し処分を下された。世界選手権はIBAが開催したが、五輪は21年東京大会に続き競技実施に関与していない。そのため「五輪を含む他団体が実施する大会の参加基準にIBAは関与しておらず、I