東京 日野市がごみ処理施設に出入りするごみ収集車のために公園内に専用の道路を設けたのは都市計画になく違法だと住民らが訴えた裁判で、東京地方裁判所は訴えを認め、建設費用としてかかった2億5000万円余りを市長に賠償させるよう命じました。 日野市、国分寺市、小金井市の3市で整備したごみ処理施設に出入りするごみ収集車のために日野市が近くの公園内に専用道路を設けたことについて、住民ら84人は都市計画になく違法だと訴えました。 12日の判決で、東京地方裁判所の清水知恵子裁判長は「都市計画の変更をしないまま、専用道路を設置することは違法だ。裁量権の範囲を逸脱している」と指摘し、建設費用としてかかった全額の2億5000万円余りを日野市長に賠償させるよう命じました。 原告として訴えた木村真実弁護士は「3市の共同でごみ処理施設を設置するには、この道路が不可欠だが、計画が無謀だったのではないか。3市で協議して