中華料理店「餃子(ギョーザ)の王将」を展開する「王将フードサービス」の大東(おおひがし)隆行・前社長(72)が19日、京都市山科区の本社ビル前の駐車場で射殺された事件で、犯行に使用された拳銃は25口径の自動式だったことが、捜査関係者への取材でわかった。 警察官が一般的に使う38口径より一回り小型で、発射時の衝撃や反動が小さく、銃の扱いに慣れていなくても使いやすいとされる。 20日の司法解剖の結果、死因は腹部を撃たれたことによる失血死で死亡推定時刻は19日午前6時頃。4発全てが命中、うち1発は胸部を体の横側から反対側まで貫通しており、銃弾は体と衣服の間で見つかった。 府警によると、大東前社長が出勤で乗ってきたベンツの車内から百数十万円が新たに見つかった。封筒に小分けにされ、助手席やトランクに無造作に置かれていたが、車内が荒らされた形跡はなかった。