東京都世田谷区の保坂展人区長は27日の定例記者会見で、「新型コロナウイルスに感染した50歳代男性が部屋の中で亡くなっていた」と明らかにした。 同区の関係者によると、男性は今月11日、区内の社員寮で遺体で見つかった。死因は肺炎だった。男性は単身赴任中で、見つかる2日前にPCR検査を受けており、死後に陽性と判定された。 一方、この男性が3日以降、世田谷保健所の帰国者・接触者相談センターに複数回電話をかけていたことも判明。保坂区長は、「電話をいただきながら、つながらなかった。早期検査につなげられず、責任を感じている」と述べた。