文具、オフィス家具最大手のコクヨの製品カタログから“バツマーク”が消える。平成20年度のカタログから「環境への配慮に欠けた商品」につけていたが、平成23年版のカタログでバツマーク付きの製品がついにゼロになる。異例の取り組みには、社内でも疑問の声が多かったが、約3年をかけて“撲滅”。同社広報担当者は「エコバツマークが復活するような恥ずかしいことはしたくない。一層の推進に取り組む」と意気込んでいる。 エコバツマーク運動は企業の社会的な責任(CSR)の一環として、グループ会社で文具メーカーのコクヨS&Tと、オフィス家具を扱うコクヨファニチャーの商品が掲載される20年版カタログから開始された。 製造→輸送→使用→リサイクルの4部門でそれぞれにチェック項目を設け、各部門で最低1つの項目をクリアできれば、エコバツマークがつかない。 「カタログにバツマークをつけるなんて」。社内からは売り上げやブランドイ