新潟県湯沢町のかぐらスキー場で2日から連絡が取れず行方不明になっていた東京都の男女3人が、2日ぶりに救出された。捜索を再開した県警のヘリが4日午前8時50分に付近の神楽ケ峰で発見、救助した。夜間は雪に穴を掘って寒さを防ぎ、3人とも軽い凍傷を負っているが、命に別条はない。 救助されたのは東京都世田谷区給田のデザイナー練子広寿(ねりこ・こうじゅ)さん(45)と妻の会社員真美さん(44)、杉並区今川の会社員山本亜紀さん(40)。2日午前にスキー場のコース外で、天然の斜面を滑る「バックカントリースノーボード」をしていたが、夕方ごろ道に迷った。この場所を滑ったのは5回目だったが、普段より雪が深く景色が違ったという。 3人は南魚沼市の南魚沼署で記者会見。広寿さんは「冬の山がこんなに恐ろしいところだとは…」と涙を流した。2日にリフトで行ける最高の標高1845メートルまで上がり、コース外の登山道でさらに登