農家戸別補償について個人的には反対ではないのだが、財源が厳しくて優先順位を下げられてしまうのであれば、緊急避難的に自民党的な「農作物を高く維持する保護政策」を再評価してはどうか。自民党の農業農政は戸別には補償しないけど、農産物の価格をコメなどの穀物を中心に高く維持して農家の所得を担保しようという政策であった。消費者が受益者負担として高い農産物を買って農家を支える仕組みで、これはこれで批判も多く、マスコミも民主党も批判してきた。 確かに農作物の価格を下げることは、エンゲル係数の高い低所得者により大きなメリットをもたらすので優しい政策かも知れない。また高価格維持のためには反自由貿易の立場を取らざるを得ない点、反自由主義的であり、経済学者からの批判が多く、民主党の「自由貿易を認めながら戸別補償を行う」という政策の方が国際的には通りがいいのは確かだ。ただ自民党的政策は国庫が痛まないし、消費者も高い
阿久根市の竹原市長が、医療が高度化しすぎて障害者が不幸な人生を長らえなくてはならない、というようなことをブログに書き、問題になっている。 わたしもとんでもないと思う。 事実として、医療が高度化(高度化だけではなんだけどもね)して、かつては生きられなかった障害者が生きながらえるようになっている。そして、一方で生活支援すべき福祉が不十分なために、生きながらえた障害者は、家族関係に恵まれない限り、不幸になっている。ここまでは竹原氏と私の認識はだいたい同じである。 しかし、私はだからきちんと福祉を充実させて、家族が過剰な負担にならないかたちで、本人が幸福感を実感できる社会にすべきだと考えている。 竹原氏は、だから高度医療につぎこむお金が無駄ではないか、と話を展開している。そして障害者が長生きすることが幸せなのか、と、優生思想一歩手前のようなところまで話をもっていってしまっている。 毎度思うが、断片
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く