この学生アカデミー賞のアニメ部門ファイナリストに、日本に生まれ育ち、中学を出て単身アメリカに渡った日本人女性が残っている。23歳の田村鞠果さんだ。5月に大学を卒業をしたばかりで、10月の授賞結果を待つ田村さんに、アメリカのアニメ界のこと、アメリカ作品と宮崎駿(崎は本来は立に可)作品、細田守作品との違いを現地でどのように捉えられているかなどをメールインタビューで伺った。 映像を目指す学生にとって登竜門のようなアワード そもそも田村さんが学生アカデミー賞に応募したのはどのような経緯だったのだろうか。 ――学生アカデミー賞は映像系の職業を目指す学生にとっての登竜門のようなアワードです。私も、毎年選ばれている作品を見ては「いつかこんな作品を作れるようになりたい!」とインスピレーションをもらっていました。そのため、やはり自分の卒業制作で挑戦してみたいという気持ちはありました。 とはいえ、「学生アカデ
![米学生アカデミー賞ファイナリストの日本人が語る「米アニメ界から宮崎駿が出ない理由」(FRaU編集部)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/26152300fcdd20715e4f7351fb490f750e93226f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fc%2Fc%2F1200m%2Fimg_cc9a8f103b64b94a69a9d5134bcb36bb51811.jpg)