地域の名称と商品(役務)の名称等からなる商標で、事業協同組合などの団体が使用し、一定の範囲で周知となった場合には地域団体商標として登録を認める制度。地域経済の活性化のために地域ブランドの育成を目指して、2006年4月から導入された制度で、07年9月末現在、京友禅や宇治茶、松阪牛、草津温泉など300件以上のものが商標登録されている。従来は、地域ブランドとして商標登録されるには全国的知名度が要件とされていたために夕張メロンや西陣織などと数が限られていた。しかし、全国的レベルまでとはいかないものの一般的に有名な地域ブランドは数多く存在していることから、要件基準を緩和して一定の範囲で周知となった場合には商標として認めることとなった。なお、出願できるのは法人格のある協同組合などに限られるが、同一の地域ブランドを複数の組合で登録している例もある。ただし、地域の名称を冠した商品でも「さつまいも」や「奈良
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