むつ市の川内小学校5年生の児童らが地元の人工海浜に生息する準絶滅危惧種の巻き貝ウミニナの生態について調べた研究が、2〜5日に札幌市の北海道大学で開かれる日本ベントス(底生生物)学会でポスター発表されることになった。小学生が本格的な学会で発表するのは珍しく、児童らは「川内の代表として頑張る」と張り切っている。 児童らの指導に当たった市海と森ふれあい体験館の五十嵐健志館長によると、地元に整備されている人工海浜「かわうち・まりん・びーち」には、2007年ごろからウミニナの生息が確認されており、日本の北限域とされる。全国的にはウミニナの生態について知られていないことが多い一方で、人工海浜は類似種のホソウミニナが混成していないため、ウミニナの生態を研究するのに適した場所という。 児童らは昨年の夏や冬に現地でウミニナを採集するなどし、どんな大きさのウミニナがどのくらいいるかや、季節によって分布して