舛添要一東京都知事の辞職に伴う都知事選に向け、候補者擁立の動きが本格化している。知名度重視の選挙戦で就任した知事が2代続けて「政治とカネ」で途中退場するため、現場で票固めに走る各党の都議からは実務能力に重きを置いた人選を求める声が上がるが、そこには知名度不足による落選の懸念もつきまとう。都庁職員も「とにかく任期を全うする人に来てほしい」と気をもみながら人選を注視している。 「立候補されたら、ひとたまりもない」。民進党の蓮舫代表代行が出馬に意欲を示していることに対し、自民党の都議は危機感を口にした。恐れているのは全国区の知名度の高さだ。 東京は無党派層が多く、政党の組織票の力は大きくないとされる。平成7年の知事選で自民党や公明党などが支援した元官房副長官の石原信雄氏を無党派の青島幸男氏が破って以降、石原慎太郎氏、猪瀬直樹氏、舛添氏と知名度の高い人物が知事の座に就いた。 こうした状況に「人気投
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