読書とは、静かなモノだった。一人きりでするモノだった。読書が趣味の女子高校生といえば、引っ込み思案な落ち着いた美少女だと決まっていた。ただし現実はそう甘くない。 こういった「読書」という体験そのものを、電子書籍は変えるだろう。アフターiPadの世界では、読書はもっと騒がしく、にぎやかで、みんなで一緒にするモノになる。 今回は、そんなお話。 ◆電子書籍にできること、できないこと。 恥ずかしながら、中学生のころからネット上の素人小説サイトに出入りしていた。かなり以前から、ネットを介して小説や論評を読んでいた。画面を通して読んだテクストの量になら自信がある。 しかし気合を入れて読むときには、必ずプリントアウトしていた。なぜなら、画面にはラインマーカーや三色ボールペンで書き込みをできないからだ。また液晶の画面を長時間睨み続けていると、眼球が死ぬ。 このようにパソコンで読書をすると、二つの難点が浮か
昨日のエントリーの続き。 http://d.hatena.ne.jp/Rootport/20100323/1269314736 昨日のエントリーでは、次のような話をした。 1.嗜好の細分化が進む(=オタク化が進む) 2.共通の話題が無くなる 3.だからコミュニケーションツールが必要になる。 だけど、この順番って逆じゃないか? 鶏卵な話だけど、コミュニケーションが容易になったからこそ、人々はオタク化したんじゃなかろうか。 1.コミュニケーションツールが充実する 2.人間関係を作るためのコストが下がる 3.他の趣味・嗜好にリソースを配分できる 4.嗜好が多様化・細分化する(≒オタク化) ネットってすごいね。リアル高校生からコメントをもらえるなんて思っていなかった。コメントを残してくれたのは眼鏡ショートカット美少女JKに違いない。 いまの高校生だって、話題を共有することに必死だ。友達と価値観を共
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