第21回電撃小説大賞の《大賞》を受賞した『φの方石(ファイのほうせき) -白幽堂魔石奇譚-』。メディアワークス文庫から2月25日に発売された本作の著者である、新田周右先生のインタビューをお届けする。 『φの方石』は、様々な服飾品に変じることのできる立方体“方石”をテーマに物語が展開する。主人公・白堂瑛介は、この方石を扱うアトリエ・白幽堂を営む若き方石職人。そんな瑛介は、本業である方石修繕の傍ら、人々を惑わす石――魔石の蒐集をし、その身請け人となっていた。 ある日、知人の方石研究者・涼子の依頼で連続方石窃盗事件を追うこととなった瑛介は相棒・猿渡とともに調査を開始する。しかし、そこには驚くべき真実が隠されていた――。 ――まずは第21回電撃小説大賞≪大賞≫を受賞した時、どのような心持でその報告を聞きましたか? そして、ついに2月25日に受賞作がメディアワークス文庫より発売されますが、今の心境も