原題:The Mist 監督・脚本: フランク・ダラボン 原作: スティーヴン・キング はじめは。嵐だった。木が窓を突きやぶった。祖父が植えた樹木。朝になると、湖の向こうに霧が見えた。隣人とともに買い出しにでかける。そこへ向かう道すがら、軍用車両や戦車といくつもすれ違う。彼らは湖の霧の方向に向かっているようだった。 店に着きしばらくして、霧が静かにそして早く、店の周りを覆い始めた。いつ晴れるかわからぬ霧の向こうで何かが起こっていた。その何かがわらぬ 日常の延長線上のなかで、いつのまにか「霧の監獄」と課したスーパーマーケットに足止めされた人々が辿る運命の物語。 世界が回る。気がつくと、自分は地面に這いつくばっている。 柔道の技を受けたことのある人がいるならばこういう経験をしたことがあると思う。初めて柔道技で投げられたとき、その体の衝撃はでかすぎる。だって自分が倒れるつもりがないのに、「倒れて
監督:本広克行 脚本:十川誠志/十川梨香 製作総指揮:亀山千広/チャウ・シンチー 映画ってのはなにでできているだろう。 そんなことを考えてしまうほど、この映画を見て俺は大変衝撃を受けた。とにかく映画を見終わって持ち帰った感情は「喜怒哀楽」の最初と最後の部分を抜き取った部分だけだった。怒り、のちに哀しみ。ここ何年も映画を見てきたけど、こんなことになったことはないわけではないが・・・ここまで極端なのは初めてだ。見ていて、あまりに理解不能のことが多すぎて、しばらくその感情のありかを持てあましていたのだ。 映画の出来不出来が問題なのか。いや、それもあるが、この映画を見てなにに衝撃を受けたって・・・この映画には「愛」がないからだった。 「愛」。漠然とした物言いだけど、これが一番正しい気がする。おれは「ぞっとした」のだ。この映画に。 俺は今まで駄作という烙印を押された映画を結構見てきたけど、意外と自分
いやあ、痛快!カルトババアもポンコツジジイも英雄気取りもみんな散々な目にあうんだもの。「死ね死ね!」と思ってた奴も、そうでない奴も、次から次へあの世行き、という恐怖。それで盛り上がっちゃう自分にたいする恐怖。ヒッピー風のゴーマン女が生き残る胸クソ悪いラスト(あの表情!キーッ!)は正しすぎ。ただまあ銃弾が4発残ってたら別の選択もできたんじゃないかと思うとちょっとつまずいた(果敢ではあるが!)。で、ついでなので言わせていただくと、キリスト教云々ていう副次的テーマはベッキーの恋愛観ほど興味ない自分からすれば超かったるいし、霧の中のアレが何かのメタファーだとか余計なことを考えさせられちゃったりするところ、そのへんは正直つまらなかったです。もっとダイレクトに見せてほしいもの、たとえばお乳とか、おパンツとか、かわいい美少女とか、そんなのを期待していたので。そうじゃない楽しみ方を教えてくれたという点では
映画『007/慰めの報酬』より 2009年に公開が予定されている007シリーズ最新作の邦題が映画『007/慰めの報酬』と決定した。2006年、新ボンドの映画『007/カジノ・ロワイヤル』がシリーズ最高の興収をたたきだし、金髪のボンドといわれたダニエル・クレイグもボンドを続投。ボンドガールには、ウクライナ出身のオルガ・キュリレンコと英国出身のジェマ・アータートンの2人が決まっている。 この“慰めの報酬”という007シリーズ22作目にあたる邦題は、意外にも20年ぶりの漢字題となった。前作の“カジノ・ロワイヤル”もしかり、日本では『007/消されたライセンス』以降、邦題はすべてカタカナ書きだった。 原作者イアン・フレミングの短編集「007/薔薇と拳銃」の中にある一話「クォンタム・オブ・ソラス(小説邦題=ナッソーの夜に)」に基づいて描かれたこの『007/慰めの報酬』は、製作中の事故がたびたび報じら
こちらは、オリジナルのスピード役エミール・ハーシュ - (C) 2008 Warner Bros.Ent. All Rights Reserved. 映画『マトリックス』シリーズのアンディ&ラリー・ウォシャウスキー兄弟の新作映画『スピード・レーサー』の日本語吹き替え版で、主人公スピード・レーサー役にKAT-TUNの赤西仁が決定したと発表された。赤西仁の声優出演は今回が初となる。【関連作品の写真はこちら】 オリジナルキャストのスピード役エミール・ハーシュは数百人の中から選ばれ、最近ではショーン・ペン監督の映画『イントゥ・ザ・ワイルド』で役者としてもさらなる飛躍をとげている逸材。ワーナー・ブラザース映画ではこの日本語吹き替え版のキャストを攻撃的で若々しく、エネルギッシュなイメージの役者を! ということでこの赤西仁が選ばれることとなった。 抜てきを受けた赤西は「声優を初めて挑戦する作品があの『マ
In the near future...The Tokyo Police force has been privatized and incorporated. The new force has their hands full with a new type of genetically engineered mutant stalking the streets and brutally taking human lives. Luca, the top level officer at Tokyo Police has special law enforcement skills but her dark past makes her vulnerable. She is determined to hunt the mutant known as “Engineer” unti
「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(以下「ゼア」)は数年に一度現れる超ド級の歴史的傑作だった。 まあ安易に傑作傑作と連呼していると、なんだかdankogai氏みたいで、ビジネス臭が漂ってしまうのだが(ええ、Perfumeをこれまでやたらと褒めたのはお金がもらえるからなの。みんなアミューズからの命令なの。みんなビジネス。だまされた気分はどうだい)、「ミスト」と並んで今年一位にしたい作品だった。 しかし「ノーカントリー」「ミスト」「ゼア」、これから新潟と仙台でPerfumeのライブ、そして「ランボー」となんだか最近は、盆と正月とハロウィンが電車道でやってきたような感じで、すっかり頭がイカれてしまっている。 http://d.hatena.ne.jp/satan666/20080504/p1(やがて血が水のごとく流される - Lucifer Rising) http://d.hatena.ne.j
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く