僕は、免許を取得して30数年になりますが、“無事故多違反”なんです(笑)。車がわりと好きなんで、整備はキチンとしてますし、自分の運転の技量もわかっている。でも、「スピード違反」で捕まっちゃったりするわけです。事故の危険性なんて、ほんとうは車の整備状態や運転手の技量などによって、一定ではないはずです。しかし、すべてのものに規制があって、それに合わせるのが正しい人生、“ふつう”の人生になっている。 僕はスピード違反で捕まったとき、「僕には犯罪性がないので、裁判を受けます」と言い、違反切符にはサインしませんでした。交通問題にかぎらず、もし自分に犯罪性や違反性がないという確信があった場合、キチンと第三者に判断を仰ぐのは当然のことです。一応日本というのは、法治国家ですからね。しかし、この第三者の存在を知らない人が多い。 これは学校も同じですよね。いまだに義務教育という言葉の意味さえ理解されていない。